処方薬の効果と副作用

開業医が仕事の合間に自分の勉強もかねてお薬の紹介をしています

AZ点眼液(アズレン)の効果と副作用【目薬】

AZ点眼液(一般名:アズレン)は1970年から発売されているお薬で目薬になります。

「非ステロイド性抗炎症薬」という種類に属し、眼に生じた炎症を穏やかに抑えてくれるはたらきがあります。また穏やかな抗アレルギー作用があるため、アレルギー症状改善も期待できます。古いお薬ですが安全性が高く大きな副作用もないため、現在でも用いられるお薬です。

AZ点眼液はどのような特徴のあるお薬で、どのような患者さんが使うお薬なのでしょうか。

AZ点眼液の効能や特徴を紹介していきたいと思います。

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ヒアレイン点眼液の効果・副作用とコンタクトレンズとの相性

ヒアレイン点眼液(一般名:ヒアルロン酸ナトリウム)は病院で処方される点眼薬(目薬)で、1995年から発売されています。

主に保湿作用に優れ、目の乾燥(ドライアイ)などに用いられています。

ドライアイの治療薬の中でもヒアレインは広く用いられているお薬の1つです。その理由はヒアレインの主成分である「ヒアルロン」の保湿力と安全性の高さにあります。

ヒアレイン点眼液はどのような特徴のあるお薬なのでしょうか。またコンタクトレンズの上からさしても大丈夫なのでしょうか。

ここではヒアレイン点眼液の特徴や効果・副作用について紹介していきます。

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タチオン点眼液(グルタチオン)の効果と副作用

タチオン点眼液(一般名:グルタチオン)は1967年から発売されている点眼液です。

タチオンは主に2つの作用を有する点眼液で、「白内障の予防」と「角膜上皮の修復」のはたらきを持ちます。

タチオン点眼液はどのような特徴のあるお薬で、どのような患者さんに使うお薬なのでしょうか。

タチオン点眼液の効果や副作用・特徴などを紹介していきたいと思います。

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エルタシン軟膏の効果と副作用【抗生剤軟膏】

エルタシン軟膏(一般名:ゲンタマイシン硫酸塩)は、1970年から発売されている「ゲンタシン軟膏」というお薬のジェネリック医薬品になります。

エルタシン軟膏は皮膚に外用する(塗る)お薬で、抗菌作用(細菌をやっつける作用)を持っています。外用抗生剤の中でも「アミノグリコシド系」というタイプの抗菌薬が含まれています。

外用剤は病変部にのみ作用するため、飲み薬のように全身には作用しにくく余計な副作用が出にくいというメリットがあります。しかしあくまでも局所に対する効果になるため、皮膚の深い場所の感染や広範囲の感染には向きません。

塗り薬はたくさんの種類があるため、それぞれがどのような特徴を持つのかは分かりにくいものです。

エルタシンはどんな特徴のあるお薬で、どんな患者さんに向いているお薬なのか、ここではエルタシンの効能や特徴・副作用について紹介していきます。

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